通信プロトコル¶
STRIXのクライアントとサーバーはメッセージと呼ぶ単位でデータの送受信を行います。メッセージを運ぶ下位層の通信プロトコルは複数サポートされており、必要に応じて選択できます。
Strix Cloudは次の2種類の通信プロトコルをサポートしています。
TCP |
STRIXのデフォルトの通信プロトコルです。 通常はTCPの使用をお勧めします。 |
WSS (セキュアWebSocket) |
ウェブ環境と相性の良い通信プロトコルです。Strix Cloudでは、Strix Unity SDKのWebGLプラットフォーム (HTML5クライアント) サポートと組み合わせて使用します。 Strix Unreal SDKはWSSに対応していません。 |
注釈
STRIXサーバーは、他にUDP (RUDP) や通常のWebSocket (WS) もサポートしていますが、Strix CloudのサーバーインスタンスではUDPやWSは使用できません。
Strix Unity SDKでのWebGLプラットフォームサポートについては、Strix Unity SDKユーザーズガイドの記事を参照してください。
これらのうちいずれかの通信プロトコルを、Strix Cloudのクラスター作成画面やサーバー設定画面などの [プロトコル] ドロップダウンで指定します。
注釈
[プロトコル] ドロップダウンは、 [Strixサーバーバージョン] が1.3.0またはそれ以降に設定されているときのみ表示されます。それ以前のバージョンでは常にTCPが使用されます。
[クラスター作成] ポップアップの [プロトコル] ドロップダウンは、最初は非表示になっています。これを表示するには [詳細オプション] をクリックする必要があります。詳しくはクラスター作成を参照してください。
同一のアプリケーションに含まれる全てのサーバーインスタンスは、同一の通信プロトコルを使用するように設定してください。
クライアントでのプロトコルの指定¶
クライアントがSTRIXの機能を利用する際には、まずマスターサーバーに接続します。クライアントは、マスターサーバーが使用するプロトコルをあらかじめ知っている必要があります。
クライアントは、次にルームサーバーに接続します。ルームサーバーが使用するプロトコルは、ルームサーバーのアドレスなどと共にマスターサーバーがクライアントに通知します。クライアントではルームサーバーのプロトコルをあらかじめ知っておく必要はありません。
クライアントがサーバーに接続するための詳細な手順については、各SDKのドキュメントをご覧ください。